日本の森の恵みをそのまま受け止める。

地場産の家具ができるまでの物語
地場産の木との出会い
日本の森は自然豊かです。育った環境、気候条件によって1本、1本すべて木の大きさ、成長具合、表情も異なります。
当然のことながら、出来上がった家具もデザインやコンセプトは同じでもそれぞれの表情が違います。
森の樹木は節やねじれ、曲がり、入り皮、枯れ、変色、渦のようにもまれた木目、黒い金筋、細かい干割れ、木口割れなど‥。
これらすべてがあって「木」なのです。

木を知ることから家具作りは始まります。木の持つ個性をそのまま受け止め、最大限に引き出し、自然の恵みに感謝する。
木は春夏秋冬、土、雨、風、光、同じ場所に立ち、樹齢の数だけ四季を重ね、成長し、その年月は年輪として刻まれています。
私たちはその自然界の中で長寿である木の恵みをいただき、再び、家具として新しい命を吹き込みます。


一生モノの家具作りの旅


• 丸太の製材

永い年月、森の中で育った樹木は人の手によって切り出され山を降り、製材所に運ばれます。

• 製材作業

製材所に運ばれた「樹木」は「丸太」となります。
長年の経験と知恵をもった熟練された職人により、時間をかけ製材され「板」となります。
この作業は大変重要な作業で材料としての価値はここで決まると言っても過言ではありません。


• 天然乾燥

製材を終えた材料は桟積み法に基づき気乾含水率14%から16%まで乾燥させます。
およそ、1年から長いもので3年の歳月がかかります。


• 人工乾燥

天然乾燥を終えた材料は人工乾燥の作業に入ります。
家具作りに適した仕上げ含水率8%から9%前後まで1か月ほどかけて人工乾燥させます。
この作業は重要で人工乾燥していない材料は製品には使いません。
ねじれ、反り、割れの原因になるからです。

• シーズニング作業

人工乾燥作業を終えた材料は飛騨高山の自然の空気のもと1〜2ヶ月かけて落ち着かせ、環境に慣れさせます。
天然乾燥からシーズニング作業を経た安心した一生ものの材料だけを使います。


• 家具製作作業

家具や小物の製作にふさわしい、選りすぐりの材料を選びます。
お客様のご希望に合わせ飛騨高山の家具職人(国家資格 家具製作手加工1級技能士)により丁寧に製作されます。
デザインは芸術大学で美術、デザイン、設計を学んだスタッフにより産み出されています。
木工の匠を志した、若者の集団は日々切磋琢磨し最高の家具を作るため努力します。

• お客様の暮らしを豊かにします。

細かな要望や希望にお答えすることで、お客様に笑顔を届けることを目標に、永く使い続けられる、モノづくりを目指しています。